新庄の現役プロ野球への復帰の可能性は?独立リーグ行きは?

元プロ野球選手、新庄剛志さんが「現役プロ野球選手」への復帰を目指すと宣言しました。

 
現在、47歳。

独立リーグへの入団には興味がなく、あくまでNPB、プロ野球選手としての復帰を目指しており、現在バリ島でトレーニングに励んでいます。そして、驚くべきフィジカルを見せて順調に体力を取り戻しています。
 

ただ、実際のところ新庄さんがプロ野球選手として現役復帰することは可能なのか?

また、復帰するとしたら野手、投手など現実的なポジションはどこになるのか?などまとめていきます。


 

実際に現役プロ野球選手に復帰可能なのか?

当たり前ですが、めちゃくちゃ厳しいです。

そもそも、プロ野球選手で47歳まで現役を続けた人自体が数えるほど。ちなみに、日本のプロ野球選手における最年長出場記録は、割と最近までプレイしていた中日の山本昌選手。

なんと50歳でプロとして試合に出場しています。ちなみに、勝ち星を最後に上げたのは49歳のときですが、それでも圧巻のプレー年数。50歳までプロとして試合に出場した選手はいるということです。

 
他にもかなりの年齢まで出場した選手を見てみると…

投手:工藤公康(横浜) 48歳
野手:浜崎真二(阪急) 48歳8ヶ月 1950.9.9
野手:岩本義行(東映) 45歳5ヶ月 1957.8.18

 
ただ、これを見ると野手のデータが相当古いですよね。

今の現役プロ野球選手でも、年齢が高い選手のなかには投手が多いです。例えば、2019年をもって引退を決めた巨人の上原選手も44歳でしたよね。

野手でも2019年までプレイした福浦和也選手も43歳。現在の現役最年長選手は阪神の福留孝介選手(野手)になりますが、それでも投手より野手のほうが選手としての寿命が先に訪れる傾向が強いです。
 

2019年時点での最年長選手
上原 浩治 巨人 44歳 1975/4/3
福浦 和也 ロッテ 43歳 1975/12/14
福留 孝介 阪神 42歳 1977/4/26
山井 大介 中日 41歳 1978/5/10

 

野手は絶望。投手や守備固めならワンチャンスあり?

野手での復帰には動体視力が足らない

プロ野球選手が衰える理由の1つが、動体視力

その名の通り、動いているものを捉える力ですね。特に野球なんてのはピッチャーが投げた速球を目で捉え、それをバットの芯に当ててボールを飛ばすゲームですから、動体視力の衰えは致命的です。

 
実際、かつて現役だった広澤克実氏さんはこんなコメントを残しています。

目が衰えると、焦点が合う時間が遅れる。大谷の160キロの速球なら0.1秒で約4メートルボールが動く。目の衰えにより、そのわずかな時間に対応が遅れてしまう。走塁や捕球は大丈夫でも、打つことには支障が出てくる

 

また、「50歳まで現役」と言っていたイチローが引退したのも記憶に新しいですよね。

イチローの場合は入念にストレッチなどして体の衰えは極力カバーしていたものの、動体視力の衰えだけはどうしようもなかった。だからこそ打率が急降下し、引退という結果になったわけです。

 
ちなみに、動体視力は40歳手前から低下すると言われています。

プロ野球選手が35歳くらいから徐々に引退し始める選手が多いことを考えると、だいたいの選手は動体視力の低下で引退していることがわかります

投手は野手のように速い球を目で追う必要はなく、自分から放り投げるだけでいい。そのぶん野手よりも投手のほうが選手としての寿命が長くなりやすいということですね。

新庄さんの場合、50歳でさらなる動体視力の低下が…

動体視力は、40歳で低下し始める。

ところが、50歳前後でさらに大きく低下します。となると現在47歳の新庄さんには「さらなる動体視力の低下」が待っているわけで、トレーニングして身体機能は向上しても、時間とともに動体視力は落ちていくことになります。

だから現役プロ野球選手へ復帰するとしたら、3年後とか言ってるヒマはなくて、次の1年くらいで身体機能を取り戻さないと、野手としての復帰はますます絶望的になっていくことになります。

投手や守備固め、代走の可能性

どちらかといえば新庄選手の復帰の可能性があるのは投手です。

山本昌選手が50歳まで現役を続けたり、工藤選手が48歳までピッチャーとして活躍したように、動体視力が低下したとしても影響の少ない投手のほうが復帰できる可能性は高いです。
 

実際、12月12日にこんなニュースも報じられました。

現役復帰を宣言した新庄剛志氏(47)が自身のインスタグラムを更新し、遠投の距離が91・5メートルまで伸びたことを報告した。

 

ちなみに90mってどれくらい?ということではありますが、ライトのフェンス前からボールをキャッチャーまで中継なしで運べるくらいのレベルです。(もちろん球場の広さによりますが)

ただ、あくまで助走をつけての投球でプロとして守備に入る場合はまた別とも言えますが。それでも、47歳にして90mの遠投をできるのは相当です。ちなみに、プロテストの遠投テストの基準が80mもしくは90mと言われていますね。

なので遠投に関しては最低限の基準は満たしていることになります。

 
ただ、投手として活躍できるほどか?

と言われたら今の時点で相当厳しいのは変わりないですし、そもそも50歳まで山本昌選手が現役を続けたといっても、彼の場合は元からガタイのいいフィジカルエリートな上に、ずっと練習を続けてきた結果でもあります。

 
と考えると、新庄さんのプロ復帰で一番可能性があるのは守備固めでしょうか。

守備も反射神経だったり必要ではありますが、特に外野であれば比較的運動能力の影響が小さいし、捕球技術にも体の衰えはあまり関係ないので。

ただ、守備固めとしてもいわゆる「守備職人」を押しのけてまでスタメンを取れるかというと…何より、守備職人の領域に達したとしても、最低限のバッティングがなければベンチに置いておくのも難しいですしね。
 

新城さんの現役復帰の可能性はかなり低い

新庄さんがプロ野球選手への現役復帰を目指していることについて、それを後押しするようなメッセージが多いのは事実です。

■元近鉄:金村義明さん

新庄ならいけるかもしれないと思ってる。それぐらい。彼の身体能力の高さなんて、恐ろしい。イチロー並ですよ

 
■阪神:糸井選手

「いけるんちゃいますか!?」「鋼のような肉体ですし、ずっとカッコいいなと思っていたので。身体能力がすごい」

 
ただ、そもそもメディアに質問されて

いや、冷静に考えてムリでしょう

なんて言えるような人はいないわけで。
(ノムさんとか張本さんなら別でしょうけど)

 
だから他の野球選手からの評価はあまり信用できるものではなくて、やっぱり新庄さんの現役プロ野球選手復帰はめちゃくちゃ難しいと言わざるを得ません。

もっとも、「それでも新庄なら、新庄ならなんとかしてくれる…!」みたいな謎の期待感があるのも事実ですけどね。どんな形であれこれでプロ復帰したら面白いし、何なら独立リーグに入ってくれても相当盛り上がりそうですし。

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