桜を見る会は何が問題なのか?経緯と争点を分かりやすく解説

連日「桜を見る会」がニュースで報道されていますね。
 

タレントのラサール石井さんがこのニュースに「桜を見る会を来年は中止すると安倍総理が決定したが、総理は公的行事を私物化している。」と発言しました。

これに対し、コメンテーターの有本香さんが、「桜を見る会の主催者は総理だから、中止も総理が決めるのは当然。なにをとんちんかんなことを。」とあきれ果てていました。
 

「桜を見る会」が問題になっているのは知っている。

けど、具体的に何が問題なのか?しっかりと理解している人は少ないんじゃないかと思います。そこで、「桜を見る会」とはどういったイベントか、どのような問題があるのかをまとめてみます。


 

「桜を見る会」とは

「桜を見る会」とは内閣総理大臣が主催して、例年4月に新宿御苑で行われるイベントで、各界の功労者と総理が交流するためのパーティーです。

元は戦前の天皇主催の「観桜会」に始まり、1952年からは総理が主催する「桜を見る会」になりました。なお、今回の桜を見る会を批判する立憲民主党も、旧民主党政権の時に桜を見る会を行っていました。

今に始まったわけではなく、かなり昔からの行事なわけですね。

 
このように今までは何の問題もなく行われてきた桜を見る会ですが、今年の5月になって共産党が問題を指摘しました。簡単に言えば以下の3点です。

①招待客の増加、それによる支出額の増加
②招待客の選出の基準が不透明
③公職選挙法にいう財産上の利益の供与ではないか

 

批判① 招待客と支出額の増加

桜を見る会は内閣総理大臣主催のイベントです。

税金によって開かれるパーティーです。
 

これを共産党は、

「この頃、桜を見る会の招待客が増えすぎて、それに伴い税金の支出も増えすぎだ。」

と問題点を指摘しました。
 

しかし、一見正しい批判もよくよく見れば斜め上の批判であると思います。

まず、「招待客が増えすぎた」ですが、会の目的である功労者の増加は国にとって、社会にとって喜ばしいことではないでしょうか。また、「支出の増加」についても全く的外れな批判だと分かります。
 

というのも、今年の桜を見る会を見てみると。

①招待客数は1万8千人。
②会の費用総額は約5500万円。

 

会場の利用や警備など諸費用を差し引いて計算すると1人につき3000円ほどの料理や手土産がふるまわれるのですが、これが「税金の無駄遣い」と大々的に銘打って報道されるようなものかと言えば微妙ですよね。

しかし、次の批判はかなり問題だといえます。それは「招待客選出の不透明さ」です。

 

批判② 招待客選出の不透明さ

共産党は桜を見る会の招待客をどのように選んでるかが明らかではないと批判します。

特に、安倍総理の選挙後援会関係者が多いことはやはり問題だと思えます。

 
安倍総理のサポーターが「功労者」とするならば、桜を見る会を総理が「私物化」していると言われてもしかたありませんね。

この点、経済学者の高橋洋一さんも、「招待客の選定基準の不明確さはあらためるべき」と言っています。また桜を見る会の現場はかなりいい加減なものらしく、身元確認しないので、招待客以外の人も参加しているようです。

桜を見る会が総理の私物だといわれるのは、運営のいい加減さが原因だと思われます。
 

批判③ 公職選挙法に違反

桜を見る会に招待してもらうには、国会議員の推薦という方法があります。

この方法を使って国会議員が食事を自分の応援者にふるまうことが、公職選挙法の「経済的利益の供与」にあたるのではないかという問題です。

ただし、最近は「政治家のモラルの問題」とトーンダウンしています。というのも、会に参加する交通費は自腹で、しかも3000円ほどの食事や手土産は「社交的儀礼」の範囲とされるからです。

ですから、この批判は的外れだと思います。
 

しかし、マスコミは「各界の功労者のパーティー」ではなく、「安倍総理のためのパーティー」として桜を見る会というイベントを報道しています。

具体的には、テレビや新聞、雑誌では2つのワードで国民の反感をあおっています。

①反社会的勢力の関係者が会に参加していた
②参加者名簿をシュレッダーにかけ証拠隠滅をした

マスコミはどういった報道の仕方をしているのでしょう。
 

反社会的勢力の関係者が招待客だった

お笑いタレントの島田紳助さんや宮迫博之さんをテレビから追放したのは反社会的勢力との関係が疑われたからです。桜を見る会にも反社会的勢力の人が参加していたとマスコミは報じています。

事実関係として、2015年の桜を見る会の参加者に、特定商取引法違反の嫌疑がかけられている「ジャパンライフ」の会長がいたということです。
 

しかし、2万人近い招待客の中にはなんらかの問題を起こす人もいるでしょう。しかし、マスコミの報道の仕方を見ると、安倍総理が反社会的勢力と関係があるといわんばかりの扱いです。

ここで問題にすべきは、さきほど述べた「招待客選出の基準が不透明」、つまり運営がいい加減なことで、安倍総理の黒い関係ではないはずです。この点で、マスコミは印象操作をしているのではないかと思われます。

しかし、次のワード「シュレッダーで証拠隠滅」は政府のありかたとして問題だと思います。。
 

シュレッダーでの証拠隠滅?

この事実は、共産党が桜を見る会の参加者名簿を国会に提出するように申し出たところ、その直後にシュレッダーで名簿を処理したというものです。

名簿を処理した職員は、名簿だったとは知らなかったといいますが、時期的にタイミングが合いすぎています。問題になっている事案の書類は手を触れないようにするのが普通ではないでしょうか。

 
そもそも、企業には7年間の領収書を保存しろといっておいて、税金を使ったイベントの、それも今年の名簿すら破棄しているとしたら、それは名簿を管理していた人間が処分を受けるレベルです。

別に桜を見る会じたいは例年開催されているし、国の予算から見ればそこまで大きなものでもないので問題はないと思います。ただ、仮に名簿の処分が「与党の誰か」の指示だとしたら、問題が起きたら隠蔽すればいいという風潮が与党に根付いてきているのではないかという気はしますね。

 

まとめ

この問題を追及することで、国会の審議が停滞するという異常事態が生じています。しかし、5000万円という費用が異常な額ではないことはすでに述べた通りです。

さらに、マスコミの印象操作に乗っかり、野党は反社会的勢力やシュレッダーの問題を延々と述べていますが、マスコミの報道の中身を野党はもっと考えたうえで取り上げるべきではないでしょうか。

桜を見る会の唯一にして最大の問題は、その運営のいい加減さに尽きると思います。ですから、再来年以降の開催においてはしっかりとした運営方針を確立したうえで、伝統行事を行ってほしいものです。

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